t.n.a. newsletter: November 2011
みなさん、いかがお過ごしですか?
ここロンドンは朝夕ぐっと冷え込むようになり、毎朝の通勤路では紅葉を楽しんでいます。日暮れも早くなり、帰路にはほとんど森は見えませんが、、。
さて、11月のニュースレターは、東京にオープンした紳士靴ショップのインテリア、ベルリンの新しいデザイン見本市『Qubique』への参加レポート、安積朋子が紹介された書籍『日本をはみ出る』、そしてロンドンへの巡回展『Women Work in Wood』のお知らせです。
阪急 MEN'S TOKYO 館にオープンした「Harrys of London」
昨年秋に手がけたHarrys of Londonのロンドン2号店ショップインテリアに続き、アジアでは初の売り場が有楽町阪急の地下にオープンしました。

Harrys of Londonは若いブランドですが、機能的だけれどもエレガントで丁寧な靴作りに定評があります。ブランドの姿勢をインテリアとして表現し、ロンドンの店舗の空気を有楽町の地下に持ち込む、というのがコンセプトでした。スタジオの「色」を前面に出すタイプの仕事ではないけれど、小さな空間に機能を詰め込む(中央展示台には、ソファーやキャッシャー機能、通信機器などが収まっています)のは得意分野でもあり、すばらしい施工チームに恵まれ、クライアントにとても喜んでもらえたことが何よりの成功と思っています。同じフロアにはMonocle Caféもあり、銀座界隈でのお買い物の休憩によさそうです。
住所:〒100-8488 東京都千代田区有楽町2丁目5-1-/B1F
アクセス:JR有楽町駅 銀座口 徒歩1分 地下鉄銀座駅 A0出口
阪急MEN'S TOKYOオフィシャルHP
ベルリンでの『Black Box』という実験
10日26日から29日の開催だったベルリンの新しいデザイン見本市「Qubique」の中で、ユニークな実験『Black Box』という展示が行われ、新作家具のプロトタイプを作って参加しました。


Qubiqueは、「新世代の見本市」と銘打たれ、旧ベルリン・テンペルホーフ国際空港跡地にて開催されました。その中で異彩を放った『Black Box』は外から見えない空間に、他では発表されていないデザイナーによるプロトタイプだけが並べられ、主催者の招待したメーカーの主要人物のみが入場を許される、という場所でした。プロトタイプの横には小さなBlack Boxが置かれ、メーカーが商品開発の可能性を感じたらその中に名刺を入れる。そして、名刺が入った箱がそのままスタジオに郵送されてきました。メッセージが添えられた名刺を前に、「では、誰にこのデザインを渡そうか?」というデザイナーとして初めての贅沢な立場に、正直少し戸惑っています。
デザイナー自身も、もちろんジャーナリストも入れなかったこの展示会。すでにイギリスの2つのメディアから「画像は見せなくてもいいから、経緯を話してくれる?」というような問い合わせがあるなど「公開しない」ことで興味がかき立てられ、この企画はデザイン界にとって朗報なのか?と関心が高まっているようです。プロトタイプが商品となって世に出たあかつきには、お知らせします。
川島蓉子さんの著書『日本をはみ出る』
「海外で勝負する4人の日本人の仕事力」という副題の本が、六耀社より発売になりました。

日本企業の海外進出を担った方、パリの老舗カフェのギャルソン、NYで活躍するメークアップアーティストの3氏と共に安積朋子も、川島蓉子さんのインタビューを受け仕事やその背景が紹介していただきました。特に、英国最高裁判所の家具のデザインについて、たくさんお話をしました。「海を越えたNIPPON魂」と言われるには少々おもはゆい、自分としては「人間万事塞翁が馬」的なストーリーではありますが、、、他の3方の物語にもとても励まされますし、書店でお見かけの際には手にとってご覧ください。
六耀社からのプレスリリースはこちら
展示会「Women Work in Wood」がロンドンに巡回します
前回のニュースレターでお知らせしました展示会にテーブル「Joint」を出展しています。


さまざまなバックグラウンドを持つ6人の女性デザイナーの家具を展示し、木工界では今まであまり取り上げられなかった女性ならではのアプローチについて語ろう、という企画の展示会がロンドン・メトロポリタン大学内にある Metropolitan Gallery に巡回します。「木材の扱いが女性らしいというだけではなく、サステナブルに対する女性からのアプローチを見せたい。」というキュレーターの言葉です。
場所: Metroplitan Works ギャラリー
41 Commercial Road, London E1 1LA
会期: 2011年11月21日 - 12月16日
プレスの問い合わせ: Karen Hansen <post@karenhansen.co.uk>
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東京は、恒例のデザインウィークが終わり、少し落ち着いた頃でしょうか。どうか、みなさんにとって実りの多い秋になりますよう。
安積朋子 & t.n.a. Design Studio
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